ダンプにじか積み▼撮影=11/21/05 高速道路で長距離を走っていると、いろんな車に出くわす。車好きの子どもにはたまらんだろなぁ、といつも思う。トミカのセットをひと箱ぶちまけて、そのまま走らせているような感じ。いや、それよりもいろんな車を目にするだろうなぁ。
 それにしても長距離は暇だ。
 あまり景色を見ていると、流石に道幅が広いアメリカでも危険だが、良く行き来する道路では、面白い看板や、入ったことがないのに名前を知っているダイナーとか、変な地名の看板とか、覚えてしまう。
 ダンプが通ると、その積荷が気になる。
 この汚いダンプ。良く見ると、果物らしきものを積んでいるではないか。まぁ、荷台は果物専用なのだろうけど、この青い果実、太陽は当たりまくりだし、大丈夫か? と思ってしまう。
 偶々助手席にいたのでシャッターを押したが、この果物が何かは、一瞬のことで分からなかった。リンゴ?
青い果実 拡大してみると、熟していないトマトであることが判明。2枚目の写真を参照のこと。
 こんなに青いうちにもぎとってどうするんだろ? たぶんこの状態では傷だらけだろうから、熟した後で、ケチャップとか缶詰にでもするんだろうか。車から降りても、基本的に暇なので興味は尽きない。
 アメリカの生鮮食品流通事情は、実はあまり良くない。
 オクラホマとかでは、葉物の生野菜はべらぼうに高いらしい。レタス1玉4ドルとかするそうだ。安いのは地元でできる牛肉とじゃがいも。そんな食生活だから、あっちの人たちが巨大なのがよく判る。
 アメリカは広いので、その土地でできないものは高いという、原始的な流通事情…、というのはまやかしで、カリフォルニアではフロリダのオレンジが矢鱈目に付き、フロリダではカリフォルニアオレンジが多いという。本当は輸送できるのにしていない、という商品もあるのだ。
 このトマトだって、実は生食用かも知れない。この国ならありえるぞ。
 でもまぁ、カリフォルニアはいろんなものを生産しているから、流通面では恵まれている。ありがたい話だ。ガソリンだけが例外じゃないか? 石油精製工場はカリフォルニアにもたくさんあるのに、全米平均よりはるかに高い。またガロン3ドル超えた。何とかしてくれ。
 ガソリンばっかりは、テキサスからじか積みで、って訳にはいかんもんなぁ。