もうひとりのSuzuki▼撮影=05/20/07 サクラメント・リヴァーキャッツについては既にご紹介した。オークランド・アスレチックスの3Aチームだ。
 この日、久しぶりに、サクラメントvs.フレズノ・グリズリーズ(サンフランシスコ・ジャイアンツの3A)戦を観戦に。お目当ては、もうひとりのスズキ選手、カート・スズキである。
 ハワイ出身の日系人であるスズキがオークランドのアソシエーションにいると知ったのは、今年の春、スプリングキャンプ中の試合をたまたまラジオで聞いていた時だ。相手チームはどこか忘れたが、少なくともシアトル・マリナーズではなかった。にも拘らず、「スズキ」の名前が聞こえた。「イチローを話題にしているのだろう」と思っていたのだが、しばらくして、「さぁ、打席にはカート・スズキ」とハッキリ聞こえたのだ。
 サイトを調べて、本当にもう一人のスズキがMLB機構内に存在し、彼がキャッチャーであること、今年はメジャーの当落線上にいることがわかった。
 残念ながら、開幕メジャーはならなかったが、サクラメントでは、特に打撃面で活躍し、クリーンナップを打った。
 実際この日は指名打者での出場。残念ながら無安打に終わったが、間もなくメジャーに初昇格。レギュラーのキャッチャーはトレードに出され、彼は晴れてその座を暖めることになった。
 来年が正念場だろうが、日系人の活躍は、やはり嬉しいもんだ。
 因みに、サクラメントにはあと一人、やはりハワイ出身のシェーン・コミネ投手がいる。そして、最近メジャーに上がれないでいる多田野数人投手がいる。来シーズンは、オークランドが東京ドームで開幕戦をするかもしれないらしい。日本で、日系人・日本人バッテリーが観られたら、いいですな。