バスの駅▼撮影=04/25/10 時差の関係もあり、ほぼ丸1日かかってボストン国際空港に着いたら、スーツケースが出てこなかった。アメリカの国内線では良くあることなのだが、このところ、連続して荷物が出てこないという悲劇(と言うほどでもないが)に見舞われている。こないだ日本に帰ったとき、急な話だったので、あわてて探した安いチケットがホノルル経由。いやな予感がしたので、ホノルル空港で念のために確かめたら、大丈夫だと太鼓判を押された。で、関空についたら、出てこなかった。怒り爆発! 地上係員に起こっても仕方がないが、太鼓判はどこへ行ったのだ。で、ボストンでも、そのときの記憶がよみがえってまた爆発。パートと思しき婆さんに、「明日仕事なのに、服はどうするんだ。下着はどうするんだ。全部請求する」と言ったら、それは無理だと言う。で、上司を呼べといった。10分ほどして現われた上司に事情を説明すると、彼は筆者の荷物をトラッキングして、「まだどこにも届いていないから、後続の便で来るかもしれない」と言う。で、その言葉通り、筆者が乗り換えたリノで、荷物はバルティモアへ運ばれて、そこで奇跡的にボストン行きに載せかえられて、届いたのだった。
 その間1時間半ほど。航空会社はお詫びのしるしにと、トラベルバウチャーをくれたが、それよりもダウンタウン行きのバスがあるかどうかが心配だった。しかし、それは杞憂だった。シルバーラインという空港バスが、ちゃーんと待っていた。これに乗ると、ダウンタウンまでいけて、そこから地下鉄や郊外電車に乗換えができるという。最初路線図を見たときは、地下鉄がレッドラインとか、ブルーラインとかに色分けされていて、そこにシルバーラインもあったから、電車かと思っていたのだが、バスだった。
 バスそのものは普通のバスだった。トンネルを通って、ダウンタウンに出ても、専用道路をずっと走って、筆者が降りた停留所は、この写真でもわかるように、ほとんど駅だった。切符売り場も、改札口もある。LAの地下鉄の駅より、よっぽど駅らしかった。
 LAと言えば、あそこにもバス専用のレーンを走る、バスの路線がある。地下鉄の終点のノース・ハリウッドからの延長線上にある。開通当初は、他の自動車が訳がわからず、そのレーンとの交差点でよく事故を起こしていた。
 公共交通の整備が叫ばれている昨今のアメリカの大都市で、ライトレールよりも安上がりという発想で、駅をつなぐ専用線を走るバス路線が整備されているのだろう。
 特に、空港には車で行くという発想しか基本的にないカリフォルニアの場合と違って、東部の場合には、空港への公共交通の整備は非常に重要だ。
 最近、筆者が住んでいる郡の広報で、将来的なライトレールの整備計画が書かれていて、驚いた。その計画路線は、今も残るかつての鉄道の廃線後をなぞるように走っていて、土地の確保も必要ない。もうすぐ勤務先の町まで電車でいけるかもしれないと早合点した。が、「しかしそのための予算は未整備」とあって、単なる画餅になるかも知れない。
 それならこの、駅バスシステムでもいいので、通勤ラッシュを緩和させてほしいモンだ。